茶道の服装と持ち物|はじめてのお稽古

はじめまして、あまのや新入社員・田口です!

皆さんはなにか習い事やお稽古事をされていますか?

私はいまはホットヨガをやっているのですが、習い始めや初めて教室に足を運ぶときって少し緊張しますよね。

あまのやでは、栃木県小山市近隣地域の和文化振興を行っており、和文化教室のご紹介をしています。
ただ、和のお稽古事は、ルールや決まりごとなどがありそうで、少し緊張する、やってみたいけれども少しハードルが高く感じるというお声をお客様からも伺ったりします。

私も、そんなイメージを持っていた一人だったのですが、先日、あまのやで行っている茶道研修で、私もはじめて茶道の体験をしました。

実際に体験をしてみると、作法は難しかったものの、先生がとてもやさしく丁寧に教えてくれて、初めての私でも受け入れてもらえました。
美味しいお菓子とお茶をいただいたり、知らなかったことを知ることができて、とっても楽しかったというのが感想です。

そこで、今回は茶道を習いたい、習ってみたいと思っている方に、茶道教室に足を運ぶハードルを少しでも下げるために、初めて茶道を体験するときにオススメの服装や持ち物などをご紹介したいと思います。

<今回の内容>

  1. はじめて茶道のお稽古に行くときに、オススメの服装

・洋服のときのポイント

・着物のときのポイント

  1. はじめて茶道のお稽古に行くときに、オススメの持ち物

・扇子(せんす)

・袱紗(ふくさ)

・懐紙(かいし)

・菓子切り(かしきり)

・袱紗ばさみ(ふくさばさみ)/数寄屋袋(すきやぶくろ)

  1. まとめ

1.はじめて茶道のお稽古に行くときに、オススメの服装

まず、伺う先生に確認をしてみる、というのがオススメです。

流派や教えていただく先生によって考え方もいろいろとあるようなので、怖がらずに先生に伺ってみるということが一番安心できるそうです。

そもそも茶道を習うときには、服装も着物でないといけないの!?と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、洋服でも大丈夫なことも多いそうです。それだけでも、茶道のお稽古をはじめるハードルが少し低く感じられる方もいるかもしれません。

茶道はいろいろな決まりごとも多いというイメージがある方もいらっしゃるかもしれませんが、最近では多くの方に茶道を親しんでもらいたいと、そうしたルールも柔軟になってきていることも多いそうです。

先生方も、はじめての方にはまず茶道を好きになってもらいたい、茶道を楽しんでもらいたいというお考えの方が多くなっているそうなので、先生に伺ってみるといいと思います!

○洋服のときのポイント

洋服でもいいですよ、と言われたときの服装選びのポイントはこちらです。

基本の服装が洋服ということもあって、基本的には着飾りません。着飾らないことで、本当の美しさや人の良さを引き立てるという素敵な日本文化が感じられますね。

・膝が見えない丈のスカート

立礼と言う椅子に座って行う茶道もありますが、多くは正座が基本となります。そのため、膝ができるだけ隠れるスカートがオススメです。

また、茶道の基本の服装は着物となり、肌があまり見えないものになりますので、洋服の場合には肌の露出が少ないものの方が良いと言われています。

・白い靴下

茶道の基本の服装は、着物なので、足元は足袋となります。基本的に白の足袋とされているので、洋服の場合もそれにならって、白い靴下が推奨されます。

・アクセサリーは外すこと

もともとは着物ということもあり、洋服とはいえアクセサリーをつけるという習慣はありません。

特に、特に手元につける「指輪」「腕時計」は、大切なお茶のお道具を手にしたときに割ったり、傷つけてしまわないように。「ネックレス」もおじきやお道具を拝見するときにお道具にあてないように。イヤリングや髪飾りも落としてしまって、お道具を傷つけてしまうということもあるかもしれませんので、あらかじめ外しておく方がよいかと思います。

また、ネイルも基本的には控える方が望ましいと言われています。

・香水は付けない

茶道の楽しみの一つに香りを楽しむというものもあります。

お茶室は狭い空間なので、お茶の香りやお香の香りを香水の香りで打ち消してしまうことのないよう、香水はつけずに伺ってください。

○着物のときのポイント

着物を着ていくように求められたり、着物を着ていこうと思ったときのポイントは、そのきものの「格」に注意をしてみてください。

こちらも先生に伺ってみることが大切で「どんな着物でもいいですよ」と言われるかもしれませんし、「色無地」などの指定を受けるかもしれません。

詳しくはこちらのあまのやのブログ「【栃木和文化ナビ】茶道における着物とは??」もご覧ください。

2.はじめて茶道のお稽古に行くときに、オススメの持ち物

茶道に行くとき、最低限どんなものを持っていけばいいのかもわからないですよね。今回は私の体験を踏まえて、ご紹介したいと思います。

また、茶道のお道具は男性用と女性用で大きさが異なるものがありますので、購入される場合には注意が必要です。

・扇子(せんす)

普段、扇子は暑いときに扇ぐために使いますが、茶道では使い方が異なります。

歴史を遡れば、茶室では武士にとっては扇子が刀の代わりだったと言われ、扇子に自他の「境」をつくる結界としての役割をもたせたものとされます。

「挨拶」などで使う場合には、座った状態で扇子を膝前におくことで相手の方に敬いの態度を示すという意味が込められています。

女性用・男性用がありますので、購入する際には注意が必要です。

・袱紗(ふくさ)

あまり聞きなれない言葉ですが、茶器などを扱うときに用いる絹の布のことです。

お客様をするだけであれば特に必要ありませんが、自分がお茶を点てるお稽古をするときには必要となります。

また、流派(表千家・裏千家など)によって、袱紗の色が異なる場合もありますので、購入する際にはこちらも先生に確認をすると良いかもしれません。

・懐紙(かいし)

その名の通り、懐や胸元に入れて携帯する紙のことで、昔はハンカチ、メモ用紙など幅広く用いられていたそうです。

茶道ではお菓子をいただくときに、お皿代わりにして使ったり、茶碗の飲み口をふき取る際に使ったりします。

懐紙も男性用と女性用で大きさが異なりますので、要注意です。

・菓子切り(かしきり)

これはお菓子をいただくときに使用する茶道具で、つまようじやナイフのようなものです。茶道のときには、懐紙の間に挟んでおき、使用するときに懐紙から取り出して使います。

・袱紗ばさみ(ふくさばさみ)/数寄屋袋(すきやぶくろ)

ここまでにご紹介をしてきた扇子や袱紗、懐紙など茶室で必要な小物類を収納する布製のケースのことです。茶道具以外にもリップなどの化粧品を入れておくこともできますので、ポーチとしても使うことができます。

着物の場合にはこうした茶道具を胸元にしまえますが、洋服の場合にはポケットには収まりきれませんので、こうした袋に入れておくと便利かと思います。

こうした袋類は必須のものではありませんので、はじめての場合には自分の持っている袋などで代用し、どんなものがよいのか、先生に確認してから購入してもいいかもしれませんね。

3.まとめ

いかがでしたか?

私は茶道の研修を通じて「茶道はおもてなしの心と相手を思いやる心が大切」と教わりました。

服装や持ち物も悩んだりすることもあるかもしれませんが、そんな考え方が浸透している茶道だからこそ、先生は優しく教えてくださると思いますので、先生に確認してみることが良いかと思います。

私自身、はじめはとても初心者の方は緊張していましたが、優しく教えてくださる先生ばかりだったので、とても楽しむことができました。

少しでも、茶道をやってみたい、文化に触れてみたいという気持ちがあるのであれば、その気持ちを大切に、一歩踏み出していただきたいなと思っています。

迷ったり、心配だったりする場合には、あまのやにご連絡くださいね!そんな和文化に触れたいという気持ちを応援しています♪

魅力の詰まった和の習いごとを一人でも多くの方に楽しんでいただけるよう、私たちあまのやは応援していきます!

茶道のお教室探しにあたって流派などを知りたい!という方は、こちら「茶道の流派|教室探しの豆知識」にまとめていますので、こちらもどうぞご覧になってくださいね!

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 日本にはこんなにステキな文化があるのに、伝えきれていないのが現状です。

実際に体験して、素晴らしい文化・地元の文化を広めていきたいと思っています! 

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